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ケトン体が人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~ (光文社新書)

ケトン体は、医療界ではずっと身体にとって悪いものという認識で扱われてきましたが、実は、身体を動かすエネルギーになのです。また、脳はブドウ糖しか栄養源とできないとされていましたが、ケトン体もエネルギー源となることがわかっています。

 

本書では、ケトン体について、糖尿病への対処を中心に書かれています。著者は、糖尿病の専門家ではありませんが、産婦人科医として、妊婦の糖尿病への対処で困った経験、自身の糖尿病への対処の経験から書かれています。

 

著者がケトン体の有用性の主張をしはじめるまで、糖尿病への対処は、カロリー制限を中心としたもので、ケトン体は有用どころか、身体に悪いものとして扱われていました。カロリーの高い脂肪を避け、バランスの良い食事を取ることで(炭水化物が60%)糖尿病に対抗しようとしていたのです。

 

それに対し、著者は、自ら検証を積み重ね、従来の糖尿病への対処法に対し反論していきます。

 

そもそも、糖尿病は血糖値が高くなってしまう病気なので、単純にいえば、血糖値をあげてしまう糖質は避けなければならないものです。

 

しかし、従来の対処法では、前述のように、炭水化物(糖質を含む)を中心とした食事を推奨します。

 

こんな単純なことに目をむけず、明らかにおかしい食事を推奨する医者が数多くいたという事実に、まずびっくりさせられます。

 

ただ、一方、本書ではケトン体を押し出しすぎて、逆に極端にすぎないかなというきらいもあります。

 

現在では、まだ、どちらの主張が正しいという決定的な結論には至っていないようです。糖質制限食で体調を崩したという声もあるようです。ただ、かなり糖質制限食について支持する声も多くなっているようですね。

 

本書では、糖質制限食についても触れられています。まず、正しく認識しなければいけないのは、炭水化物と糖質は同じものではありません。糖質と食物繊維をあわせたものが炭水化物なのです。

 

よって、炭水化物制限をすると、身体に必要な食物繊維を逃す可能性があります。糖質制限のつもりで炭水化物制限をしてしまい、これによって体調を崩した例もあるのではないでしょうか?

 

もしあなたが糖質制限をしようとするなら、正しい知識をもって行ってください。

 

僕個人としては、糖質制限うんぬんより、まずは自身の口にするものに注意を払ったほうがいいと思います。

 

とくにお菓子や清涼飲料水!コーラを例にあげるなら、コーラ1缶に含まれる角砂糖の量は10個になります。角砂糖10個食べようと思ったら、相当きついですが、コーラならすいすい入ってしまいますよね。

 

食事を変える前に、こういったお菓子や清涼飲料水を避けるだけで、立派な糖質制限になります。

 

糖尿病になっている方、糖質制限しようとしている人は、ぜひ本書を読んでみてください。

ケトン体が人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~ (光文社新書)



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著作『足裏を気にかければ歩き方はよくなる~地面は蹴らない~』

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