トレーニング、身体、そして身体の動かし方について考えるサイトです。

腕を吊るすから疲れる。腕は乗せるもの。

人間が立っている状態で、脚を土台と見立てて身体を見ると、足からが下腿、大腿、骨盤・脊柱、頭蓋骨と積み上げられていて、その骨の積み上がりから唯一離れる身体の部位が腕です。

 

この腕が、どのように支持されているかで、身体の使い方、すなわち、使われる筋肉の部位が変わってきます。

 

この記事のタイトルにも書いていますが、よく見られるのが、頭蓋骨から、肩の筋肉を通して吊り下げている状態です。

 

この状態は、常に肩の筋肉(頭蓋骨から肩に向かって付いている筋肉)に負荷がかかる状態であり、肩こりの原因になっています。

 

一方、身体の骨の積み上げに乗せるという腕の支持の仕方があります。

 

腕を乗せてあげることで、肩の筋肉の負荷は抜けて、楽な状態をキープできます。

 

イメージしづらければ、リュックサックをイメージしてあげればいいと思います。

 

リュックサックを普通に背負っている限りは、リュックサックの重さはバンドにかかり続けます。これは、リュックサックを支えているのがバンドだけだからですね。

 

そこで、リュックサックの底をどこかの台に置いてみます。

 

すると、リュックサックの重さは台に移り、リュックサックのバンド部分は緩みます。

 

これを身体に置き換えるなら、腕の重さがリュックの重さ、肩バンドが肩の筋肉、台が、身体の骨の積み上げです。

 

こうしてみると、当たり前のことなのに、身体になったとたんに、できなくなるんですね。

 

では、腕の重さを乗せるためにはどうすればいいでしょうか?

 

それは、肩甲骨を下げることです。

 

詳しくは<肩甲骨は寄せるだけじゃなく下げる>に書いてます。

 

ただ、肩甲骨を下げるだけでなく、下げたときに脇のところあたりに力が入る感覚があるのが理想です。肩が身体の柱にのっておらず、前に出ていたりすると、脇ではなく胸の筋肉に力が入る感覚が強くなります。

 

下の写真は、腕の重さが乗っている状態と、吊り下げられている状態の例です。赤線が身体の柱となるべき部分、青丸が腕の重さのかかる部分です。

 

腕の重さが乗っている状態

 

腕の重さが乗っておらず、吊り下げざるを得ない状態

トレーニングでできるだけ力を発揮するためには、このように、普段の身体の使い方から気をつけてあげる必要があります。

 

そして、身体をどうすれば楽に使えるかを考えるためには、身体だけでなく、重力との関係性を考えないといけません。

 

ぜひ、重力も含め、自分の身体の使い方やトレーニングを見直してみてください。




著作『思考のプロセスについて~「考える」とは何をすることか~』

常識を疑うための参考にぜひお読みください!

思考のプロセスについて~「考える」とは何をすることか~

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