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先人に学ぶ 食品群別・効能別 どちらからも引ける 性味表大事典

本書は『五性・五味・帰経がひと目でわかる 食品成分表』と同じく、五性、五味から食品の性質がわかるようになっている、食品事典です。ただ、本書のほうは、時代や場所による同じ食品において、微妙な効能の違いまで考察されており、ほぼ中医学よりの内容になっています。

 

中医学の基礎知識についての解説は少なく、ある程度知識がないと意味がとりづらいでしょう。

 

タイトルにもある通り、食品群・効能別のどちらからも食品を引けるのは便利ですね。「便秘に効く食べ物はなんだろう?」といいう疑問に対して答えを導きやすくなっています。ただし、効能の種類も中医学的に書かれており、(例えば、効能別の一つ目の項目は、「開表・解表・解肌・疏散・疏風・発表・透疹」)言葉の意味がわからないと、本書自体も意味をもちません。

 

中医学用語は、『中医基本用語辞典』を引きながら調べることをお勧めします。

 

巻末には、季節ごとの病と養生(正しい対応の仕方、ここでは、季節に対する正しい過ごし方)について書かれているので、季節ごとに何に気を付けて過ごしたらよいか、季節ごとにいい食べ物は何かを参考にすることができます。

 

僕個人として、興味深かったのは、そのあとに、数ページだけ割かれている気功についてです。気功って聞くと、人によってはちょっと怪しい感じがしたり、ただの軽い体操みたいなもののような感じがすると思います。それは当然だと思います。なにせ、気というものは目に見えない物質とされているのですから。

 

ただ、読んでみると、気功で一番大切にされていることは、どうやら、自分の身体を感じること、にあるようです。自分の身体の感覚に関心を向け、より感じられるようにすることこそが、気功をする上で大事なポイントのようです。

 

脳は、自分の認識したいもの以外、認識しにくいようにできています。感覚も、自ら感じようとしなければ、なかなか感じにくいものです。例えば、視覚では、自ら見ようとしなければ、視界に入っているものでも脳は認識できません。

 

まして、自分の身体をどの筋肉が収縮して動かしているのか感じようなんて、多くの人が気にもしないでしょう。だからこそ、自分の感覚に関心を向けてあげることは重要になってきます。

 

食品の部分とは少し離れてしまいましたが、少し気功について勉強してみようと思いました。

 

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